メルカリカウルがリリースから約1年半でサービス終了となりました。
今回はその理由を徹底調査しました。
また、そもそもメルカリカウルがどういうサービスだったかについても詳しく解説します。
メルカリカウルがサービス終了! その理由を徹底調査
2017年5月よりサービスの提供を始めたメルカリカウルが、約1年半後の2018年12月に終了となりました。
メルカリカウルのサービス終了の理由について、メルカリ運営は以下の通り述べています。
「メルカリ カウル」サービス提供終了と機能移行について
今回、バーコード出品や新刊の販売等、「メルカリ カウル」の機能の大部分が「メルカリ」にも追加されたことから、「メルカリ カウル」の提供を終了し「メルカリ」に一本化することとなりました。
メルカリカウル自体はさほどユーザーから不満の声もなく、むしろ好評でした。
そんなメルカリカウルがサービス終了となった理由は、メルカリカウルの機能の大部分がメルカリにも追加された(メルカリに一本化された)というシンプルなものです。
ここで、そもそもメルカリアッテがどのようなサービスだったのかを詳しく解説していきます。
そもそもメルカリカウルとは。どういうサービスだった?
メルカリカウルとは、本、CD、DVD、ゲームに特化したメルカリの姉妹アプリです。
「バーコードスキャンでかんたん出品! すぐ売れる!」が宣伝文句で、商品パッケージに印刷されているバーコードをカメラでスキャンしただけで、商品写真や商品の詳細が表示されて手軽に出品できるというサービスでした。
また、メルカリカウルは本、CD、DVD、ゲーム専門の姉妹アプリということもあり、本家メルカリ以上にそのジャンルの商品を売りやすいという利点もありました。
その一方で、メルカリカウルは商品写真を撮影してアップしなくても出品できる仕様だったため、購入者が商品を手にしたとき「説明よりも商品状態が酷いと感じた」などそういったトラブルはあったようです。
とはいえ、どちらかといえばユーザーから好評だったメルカリカウル。
そこでメルカリ運営は、メルカリカウルの最大のメリットだった「バーコードを撮影するだけで簡単に出品ができる」という機能を本家メルカリにも搭載することにしました。
メルカリから出品しようとすると以下の画面が表示されます。
この「バーコードで出品」(本など)が、メルカリカッテからメルカリ本家に受け継がれた主な機能です。
「バーコードで出品」を選択して商品のパーコードをスキャンすると、「商品名」「説明文」「売れやすい価格」が自動表示されるため、それぞれ入力したり考えたりする手間を省けます。
もっともメルカリ本家では、メルカリカウルの時と違って商品写真は撮る必要があります。先に書いた通り、メルカリカッテの商品写真を撮影しないで出品できる仕様はクレームに繋がるケースもあったので、この点は変更されたのだと考えられます。
というわけで、メルカリカウルはサービス終了しましたが、その機能の大部分は本家メルカリに一本化されているため、見方によっては「メルカリカウルは実質的にはまだ終了していない」ともいえるかもしれません。
「メルカリカウルは本家メルカリの中で生き続けている……」
……とまあ、別にそんな大げさな話ではないですが、そういう現状です。
ちなみにこの「バーコードで出品」機能、やっぱり便利です。ぜひ試してみてください。
そうすればメルカリカウルも成仏(?)できるというものです。
メルカリに受け継がれた「バーコードで出品」機能のやり方
以下は本家メルカリでの「バーコードで出品」機能の利用方法です(メルカリ公式より)。
ご利用方法
以上、「メルカリカウルが約1年半でサービス終了! その理由を徹底調査」でした。
少しでも参考になれば幸いです。
ちなみにメルカリはメルカリカウルの他にも……
・地域密着型サービス「メルカリアッテ」
・即時買取サービス「メルカリNOW」
・ブランド品に特化した「メルカリメゾンズ」
・スキルシェアサービス「teacha」
などと様々な姉妹アプリを配信してきましたが、いずれもサービス終了しています。
メルカリアッテのサービス終了の理由は下記の記事をご覧ください。