メルカリの大きな特徴の一つに値下げ交渉があります。
特にメルカリを始めて間もない頃は、値下げ交渉にどのように対応したらいいか悩むことも多いかと思います。
今回はメルカリの値下げ交渉された時の対応についてパターン別で解説します。
【パターン1】値下げ交渉されて断る時の丁寧な断り方
値下げ交渉をされて断る時に、どのように断ろうかと悩むことはありませんか。
まずは断り方の例文を紹介します。
値下げ交渉の断り方(例文)
・出品したばかりで、まだ様子を見たい場合
「あいにく商品を出品したばかりで今のところお値下げは考えておりません。ご希望に添えず申し訳ありません。」
・送料がかかる商品で既にギリギリの価格設定の場合
「申し訳ありませんが、送料も高めで既にギリギリの価格で設定しております。この料金でご検討いただけますと幸いです。」
・とにかく値下げはしたくない場合
「今のところお値下げは考えておりません。申し訳ありません。」
などと書くといいかと思います。
コメントを見た他の人への影響も考えて、常識ある交渉をする人には、断る際も丁寧に対応するようにしましょう。
【パターン2】値引き交渉をされてお互い合意。その後の手続き
「値引き交渉をしてお互いに金額を合意したけれど、その後どうしたらいいの?」と迷う方もいるでしょう。
方法は大きく分けて3つあります。
1. 専用出品にする
専用出品とは、他の人が買わないように「○○様専用」等と相手の名前を商品名などに表示させておく処置です。
こうすることで値下げ交渉済みの商品が買われにくくなります。
ただし、専用出品はメルカリの公式ルールではありません。ユーザーによる独自ルールです。
システム上は他の人も購入できます、メルカリ運営は独自ルールに対して肯定的な立場でもありません。
専用と表示させたからと言って他の人が購入できないわけではないことは覚えておきましょう。
専用出品についてより詳しくは下記の記事をご覧ください。
【関連記事】
メルカリの専用について徹底解説!専用の意味、禁止かどうか、専用取引のやり方、横取りトラブルなど具体的に説明します。
この記事でも、専用出品をする際の手順を簡単に説明します。
専用出品のやり方
1. 商品の編集画面で「商品名」「説明文」「商品画像」「金額」を変更。
商品名:○○様専用
説明文:○○様専用です。他の方のご購入はお控えください。
商品画像:テキストで○○様専用と入力
金額:値下げ後の金額
2. コメント欄に「変更しましたのでご購入ください。」とコメント。
3. 購入してもらうのを待つ。
4. 取引画面で打合せして商品を発送。
メルカリはアメリカでもサービスを開始していますが、この値下げ交渉後の専用出品というやり方は日本独特のものらしいです。
メルカリ最高経営責任者である山田氏のインタビュー記事で読みました。
値下げをしてわざわざ取り置きをするというのは日本的な発想なのかも知れませんね。
2. 金額のみ変更する(購入する人を限定しない)
独自ルールということもあり、「専用出品はしない」という出品者の方も少なくありません。
そういった場合、値下げ交渉成立後は金額のみ変更するケースが多いです。
ただし、金額を変更した瞬間に別の人が購入してしまい、先に交渉した人が嫌な思いをするというトラブルもよくあることです。
他ユーザーがその商品に「いいね」をしていた場合、商品の値下げをしたという通知も行きます。
価格変更後は「誰よりも早く購入ボタンを押す」くらいの気持ちでないと、他の人に購入されてしまう可能性があります。
3. オファー機能を利用する
専用出品や金額変更してもらうのではなく、オファー機能を利用する方が向いている場合もあります。
オファー機能とは、出品者へ値引きを依頼する公式機能です。
「インテリア・住まい・小物」「家電・スマホ・カメラ」「スポーツ・レジャー」の3カテゴリーでは、オファー機能を使えます。
オファー機能の良い点として、外から交渉価格が見えません。OKなら自分だけがオファー価格での購入権を得られます。
つまり値下げしてからの「横取り」も防ぎやすいです(※元々の出品価格で先に購入される可能性はあります)。
最初からオファー機能を利用して交渉する場合は、コメントで「恐れ入りますが、お値下げは可能ですか? オファーさせて頂きますので、可能でしたら承認お願いします。このお値段が厳しい場合で、もし交渉可能な範囲がある場合は、お聞かせ頂けるとありがたいです」等と加えておくと、「いきなりオファーだけ……」という印象も避けられます。
ひと手間かけることで、折り合わない場合の再交渉の望みがUPします。
【パターン3】値下げ交渉後に別の人が購入(=横取り)してしまった時の対処法
専用出品してもらったとしても、その商品を他の方が買ってしまうということがあります。
ユーザー間では「横取り」などと言われていて、しばしばトラブルになっています。
とはいえ、「専用」はあくまで独自ルールです。公式ルールでは商品の購入は早いもの勝ちです。
値下げ交渉後に専用出品にしていたにも関わらず、他の方がその商品を購入したとしても、その行為はメルカリの公式ルールに一切反していません。
その購入した方との取引を進めましょう。こちらの都合で取り引きをキャンセルしたら、ペナルティを受ける可能性もあります。
なお、元々交渉していた方が、他の商品などにコメントを入れて「キャンセルをして欲しい」と伝えてくるケースもあります。
その場合も、「申し訳ありませんが、メルカリでは購入した方が優先になっていますので、この度は後から購入された方とお取引させていただきます。」などと断りましょう。
ただ、購入者としても、専用出品の商品を購入する「横取り」は、トラブルに発展しやすいのでしない方が無難です。取引完了後に出品者から「悪い」評価をされたり、ブロックされたりする可能性も高いです。
【関連記事】
メルカリの専用について徹底解説!専用の意味、禁止かどうか、専用取引のやり方、横取りトラブルなど具体的に説明します。
【関連記事】
メルカリでブロックする方法(やり方)と解除の方法。ブロックしたら(されたら)どうなる?
【パターン4】大幅な値下げ交渉をされた際の対応
メルカリをやっていると大幅な値下げ交渉をされたり、失礼な物言いをされたりして気分を害することもよくあります。
私は、もともと他の相場より低く価格設定していた8,000円の商品に対して、「5,000円で専用にしておいて」とコメントをされたことがあります。
大幅な値下げ要求と礼儀をわきまえない物言いに、とても腹が立ちました。
こういった時にどう対応したらいいのでしょうか。
私は「ブロック機能」というものは極力使いませんが、これだけ失礼な人に対してはブロックしましたし、コメントも削除しました。
悲しいことですが、非常識な人というのは存在するものです。
ブロック機能を効果的に使い、自分のメンタルが消耗しないようにしましょう。
【関連記事】
メルカリの民度は本当に低い? メルカリとヤフオクの民度の違いなども解説!
【関連記事】
メルカリでブロックする方法(やり方)と解除の方法。ブロックしたら(されたら)どうなる?
【まとめ】メルカリで値下げ交渉された時の対応
以上、メルカリで値下げ交渉された時の対応でした。
・【パターン1】値下げ交渉されて断る時の丁寧な断り方
・【パターン2】値引き交渉をされてお互い合意。その後の手続き
・【パターン3】値下げ交渉後に別の人が購入(=横取り)してしまった時の対処法
・【パターン4】大幅な値下げ交渉をされた際の対応
メルカリでの値引き交渉は面倒だと感じる時もありますし、失礼な言い方をしてくる方もいます。
とはいえ中には「この人の言い回しは上手いなぁ」と感心するような交渉をしてくる方もいます。
良いお手本も参考にしつつ、メルカリでの売買を楽しめるといいですね。