今回は2004年から現在までヤフオクを活用している私が、ヤフオクで売れないときの5個の原因と解決方法を紹介します。
また、ヤフオクよりもメルカリのほうが売れやすいかどうかについても解説します。
ヤフオクで売れないときの5個の原因と解決方法
原因1. ターゲット層を間違えている
ヤフオクで売れない原因としてターゲット層を間違えているということが挙げられます。
ヤフオクで売れない一番の理由はこれだと思います。
ヤフオクは30~50代の男性ユーザーが特に多いということは、様々な調査で判明しています。
※調査の一例
【引用】メルカリは女子、ヤフオクは中年男性 比べてわかったフリマアプリ利用者の違い – WPJ
そしてヤフオクの場合、10代~20代の女性は特に少ないです。
ですので、ヤフオクで若い女性向けのアイテムを売ろうとすること自体が売れない原因にもなり得ます。
若い女性向けのアイテムなら、メルカリやラクマ(旧フリル)で出品したほうが売れやすいです。
そして、ヤフオクでは30~50代向けのアイテムを出品したほうが売れやすいです。
たとえば車・オートバイ・デバイスなど。特に車・オートバイは出品数も多く活発に取引されているジャンルです。
原因2. 出品価格が高い
出品価格が高いというのもヤフオクで売れないときの原因の一つです。
オークションでの出品時は「安価で落札されたらどうしよう」という不安もあるものです。
そういった不安から、自分の納得のいく値段からスタートさせている人も多いと思います。
しかしその場合、購入希望者(落札希望者)にとっては「ここから更に値段が上がるのか」と手を出し辛い要因になってしまいがちです。
ですので、思い切って安くスタートする方をおすすめします。
「安い順」に並び替えて探す人も多いのでその方が注目されやすくなる上、「もしかしたら安く買えるかも」と手を出してもらいやすくなります。
いったん入札すると購買意欲や真剣度も増しますので、とりあえず入札してもらえるようことを目標にする方が得策です。
また、ヤフオクは30~50代の、しかもネット慣れしている男性が多いので、安く出品しても相場価格まで上がりやすかったりします。
そのため、極端に安く落札されることはあまり心配しなくても大丈夫でしょう。特にターゲット層の多いジャンルなら尚更です。
原因3. 商品写真に清潔感がない
商品写真に清潔感がないと売れない原因になり得ます。
新品でもそうでなくても気をつけて欲しい点です。
現代人はSNSの普及により、日常の写真でさえもアプリで加工し綺麗にしてからアップします。
そこで綺麗な画像を見ることに慣れていますから、普通程度の清潔感では「汚い」と思われてしまいがちです。
普通にパッと撮った写真を載せると清潔感がないと思われてしまいます。
出品物は磨けるものは磨き、指紋などは消し、衣類ならアイロンをかけるなどして清潔感を追求しましょう。
その一手間をするかしないかで売り上げは大幅に変わってきます。
※指紋を拭いておらず清潔感がない、真ん中に位置していないので雑な印象
原因4.業者っぽい
あまりに業者っぽい雰囲気が出ていると売れない原因になります。
これは特に洋服で多いのですが、いかにも「業者です」といった撮り方はあまり気に入られません。
一般に、業者と取引をするとお得感がありません。フリマ・オークションは基本CtoCなのに、相手が業者となるとBtoCに感じてしまい違和感や抵抗感が出るのです。
ですので業者であろうとなかろうと「業者っぽさ」は極力消したほうが良いです。
業者の場合、品数が多いからか全て撮り方は同じで、良く見せようという工夫が感じられないことも多いです。
そのため洋服を綺麗に広げて撮影したり、小物とコーディネートしたりして「業者じゃない感」を出しましょう。
原因5. 商品説明文が分かりにくい、少ない、カジュアル過ぎる
商品説明文が分かりにくい・少ない、カジュアル過ぎるというのも売れない原因として挙げられます。
商品写真の次に大切なのが商品の説明文です。
疑問を抱く余地のないよう、購入希望者が知りたいと思われる情報は全て載せましょう。
あまりコミュニケーションを取らない傾向にあるヤフオクにおいて、質問は面倒だと思われがちな行為です(この点もどんどん質問が飛び交うメルカリとの違いです)。
お互い質問せずに済むような説明文をこころがけましょう。
また、ヤフオクのメイン層は30代~50代ということもあり、カジュアル過ぎる言葉遣いも敬遠されやすいです。
※情報が載せてある・読みやすい・機種変やケースの件が業者っぽくなくて良い
ヤフオクよりメルカリのほうが売れやすい?
商品によってはヤフオクの方が売れやすいものもあるものの、おおむねメルカリの方が売れやすいと思います。
これはどちらにも出品している者としての実感です。
頭を使わなくてもスマホで簡単に購入できるようになってきている現代では、ヤフオクでの売買は億劫に感じがちです。
メルカリのように購入ボタンをポチっとするだけで買えるシステムの方が、購入者側としてもラクです。
ヤフオクの場合、かんたん決済や取引ナビがあるとはいえ、ワンクリックではいかないところがあります。
更にヤフオクは「送料は購入者負担」のことが多く、落札価格と送料を計算しないといけないのです(メルカリの場合、送料は出品者負担の場合が多いです)。
そのうえ発送元により変わってくることが多いので、ますます面倒に感じられます。
私も元々ヤフオクのヘビーユーザーでしたが、メルカリに慣れると「ヤフオクは面倒だな」と思うようになってきました。
もともとメルカリから始めた層なら、更に強く感じることだと思います。他にもヤフオクは検索がしにくいという欠点があります。
メルカリの欠点とされていた「載せられる写真が少ない」も改善され、今はヤフオクと同じくらいの写真を載せられるようになりましたので、今後ますますメルカリの方が購入者には便利になると予想されます。
とはいえ、先にも書いた通り、ヤフオクとメルカリではユーザー層が異なります。
ヤフオクは30代~50代の男性が特に多いです。その観点からは棲み分けが出来ているともいえます。
10代~20代の女性向けのアイテムを売るならメルカリやラクマ(旧フリル)をおすすめしますが、車、時計、中高年男性向けのアイテムなどは、ヤフオクでじっくり出品するほうが売れやすい場合もあります。
商品や状況に応じて出品場所(出品するサービス)を変えることも、売るためのコツの一つです。
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