今回はメルカリでよくあるトラブル事例10パターンを紹介します。
頻出するトラブルを事前に知っておくことで、トラブルを回避しやすくなったり、スムーズに解決できるようになったりします。
ぜひ参考にしてみてください。
メルカリのトラブル事例
メルカリでよくみられるトラブルについて、具体例や解決方法を紹介していきます。
1. 独自ルールでのトラブル。専用出品の横取りなど
メルカリには、いわゆる独自ルールというものが存在します。
独自ルールとは、運営が公式に定めているわけではない、ユーザーが決めたルールのことです。
よくあるのが『プロフ必読』や『即購入禁止』、『専用出品』などですが、これらがトラブルに発展することが多々あります。
・プロフ必読
「プロフィールを必ず読んでから購入してください」という独自ルール。購入前に確認・理解しておいてほしい事柄が書いている場合が多い。
・即購入禁止
「コメントを入れてから購入してください」という独自ルール。
・専用出品
特定の購入者のみに出品するやり方(独自ルール)。商品名や画像が『●●様専用』等となっている出品がそれにあたる。
こういった独自ルールの中で、「即購入禁止の文字に気付かずコメントなしで購入してしまった」、「専用出品を横取りされた」、「専用出品したのに購入されなかった」などのトラブルが起こったりします。
この独自ルールですが、あくまでユーザーが決めたルールですので拘束力はありません。
メルカリ運営も独自ルールを認めていない立場です。これはメルカリガイドに記載されています。
独自ルールの取引について
メルカリには「コメントなし購入禁止」や「プロフィール必読」「いいね!不要」といったルールはありません。
お取引を円滑にする目的であっても、メルカリのシステムが対応していないお客さま独自のルールを強要することはトラブルの原因になることがあります。
安全のため、ガイドに沿って取引を進めてください。
【出典】独自ルールの取引について
ただ、現実的にトラブルを避けるという観点においては、購入者は出品者の独自ルールに従ったほうがスムーズに取引しやすいです。
その一方で、出品者も「独自ルールは購入者に強要できるものではない」という認識は持っておきましょう。たとえば独自ルールを守らない購入者がいてトラブルに発展したとしても、メルカリ運営は基本ノータッチです。
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2. コメントやメッセージをしても相手から返事がない
代表的なトラブル例として、コメントやメッセージをしても相手から返事がないというものが挙げられます。
たとえば購入者は、購入前に出品者に対してコメントをすることがありますが(商品の状態確認や値下げ交渉など)、それに対して返事がないときもあります。
出品者が忙しかったり、返信を忘れていたりする可能性もありますが、意図的にスルーされている場合もあります。
返事がない場合、期間をおいて、もう一度確認のコメントしてみるのもアリです。それでも回答がこない場合、スルーされていると判断できます。
とはいえ、コメントに返事するかどうかは出品者の自由です。コメントで怒り出す等はしないようにしましょう。ブロックされるのがオチです。
一方、購入確定後(取引開始後)に、相手の方と連絡が取れない場合は、最終的に取り引き自体がキャンセルになってしまうケースもあります。
この場合はメルカリ事務局に連絡を取り、間に入ってもらうことも可能です。
それでも結果的にキャンセル扱いとなる場合もありますが、不安な取り引きを続けるよりはその方が良いでしょう。
取引開始後に相手の方と連絡が無い場合は、メルカリ事務局を通すのが解決への近道です。
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3. 購入後に発送されない、商品が届かない
購入したのに商品が発送されない、商品が届かないといったトラブルもあります。
購入した商品の「発送までの日数」を確認し、それまでに発送されていない場合は、メッセージで確認したり、メルカリ事務局に連絡をとりましょう。
また、発送はされているのに商品が届かない場合は、運送業者でのトラブルの可能性もあります。
実際に「荷物を紛失した」「輸送途中に破損した」などのトラブルで商品が届かないときも稀にあります。中には「梱包が甘くて中身が行方不明になった」などのトラブルもあったりしますので、出品の際は厳重に梱包するようにしましょう。
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ちなみに発送中のトラブルは、らくらくメルカリ便やゆうゆうメルカリ便であれば(出品者、購入者それぞれに)補償してくれたりします。
ただ、メルカリの事務局と運送業者の間で調査していくため、問題解決に時間が掛かるケースもあるので、取引相手へのフォローは忘れないようにしましょう。
メルカリ便以外の発送ですと、荷物の追跡ができなかったり、補償がついていなかったりする場合があります。
カード類を発送する場合、一番安い定形郵便で送る方も多いと思いますが、追跡も補償も付いていないので要注意です。
そういった際は出品時に「定形郵便で発送予定ですので配送中の補償はありません」とコメントを入れておくと後々トラブルにつながった場合でも対処がしやすいといえます。また、出品する際に「補償が必要な方は+〇〇円でメルカリ便に変更します」などと記載しておくのもアリです。
購入者側にとっても、補償のある発送方法かどうかチェックしておきましょう。らくらくメルカリ便やゆうゆうメルカリ便なら補償が付いています。
発送中のトラブルは基本的にはメルカリ事務局へ、補償がない発送方法の場合は事前に通知しておくことがトラブルを長期化させないコツになります。
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4. 代金が支払われない
ポイントでの購入の場合、代金支払いと同時に取引開始となるため代金でのトラブルはありませんが、コンビニ払いなどの場合は、購入確定後に支払いを済ませてからの発送となります。
そのため購入確定後に代金が支払われないというトラブルもあります。
支払いをしない方の多くはメッセージを入れても返信しないため、催促を入れても全くコンタクトが取れないケースもみられます。
数日待っても連絡が取れずに支払いが進まないようでしたら、事務局に連絡の上キャンセルの手続きを踏みましょう。
5. 送り先を間違った
「送り先を間違った」という誤送のトラブルもありがちです。
匿名配送ができない発送(らくらくメルカリ便やゆうゆうメルカリ便以外の発送)ですと、住所を相手に聞かなければならない場合があり、送り状を手書きにしなければならないケースもあります。
このとき住所の書き間違えをしてしまうと、最悪の場合、荷物がどこに行ったのか分からなくなるケースもあるので注意しましょう。
対策としては送り状の控えを必ず保管することです。送り状の控えがあれば、配達員から誤送先へ連絡してくれることもあり、紛失する可能性も低くなります。
また、メルカリ便でも複数の荷物を同時に送る場合、送り状の貼り間違いをしてしまいそれぞれ違う場所へ荷物を送ってしまうとトラブルがあります。
メルカリ便の場合、商品の入れ違いになるのでそれぞれの送り先へ連絡のうえ、荷物を返品してもらい再度送り直さなければなりません。
返品してもらう際は着払いにしてもらうのが基本です。相手方の発送方法によっては高額な送料を請求されるため赤字になる可能性もあります。
対策としてはQRコードを作成後、取引ナンバーや送り状ナンバーを荷物の梱包部分に記載しておくことです。数字全てだと書くのも大変なので下4けたなど、荷物が判別つく程度の記載でも問題ありません。
また、できるだけ梱包の箱に書き込みをしたくないのであれば、送り状を貼る予定の場所に記載しておけば、送り状を貼る段階で隠れてしまうのでおすすめです。
6. 着払いで届いた
送料込みの商品にも関わらず、着払いで荷物が届きトラブルに発展するケースが見受けられます。
購入者側としては、余計な出費となるうえ、本来の取引契約とは違うことになりますので荷受けはしないようにしましょう。
そのうえで出品者とメルカリ事務局へ「送料込みの商品が着払いだったので受け取り拒否をしました。キャンセルをお願いします」と連絡すれば、万が一出品者がごねたとしても事務局が対応してくれますので安心です。
ただ、どうしてもキャンセルしたくない購入商品の場合は、荷物を受け取り、売上金の移行をしてもらうのも手です。
一度キャンセルして再出品してもらう方法もありますが、タイミングによっては他の方が購入してしまう可能性もありえますし、取引完了まで数日かかってしまいます。
出品者とメルカリ事務局へ「このまま購入するので、着払い分の金額を出品者から自分へ移行してほしい」と連絡すれば対応してもらえます。
この方法は着払いの荷物を間違って受け取ってしまったときにも使える方法です。
出品者と事務局へ「受け取り拒否でキャンセル」もしくは「着払い分の売上金を移行」してもらうのが、トラブルの解決方法となります。
出品者側としては、「送料込みで設定した商品なのに、間違えて着払いにしてしまった」ということが無いようにしましょう。
7. 不良品、偽物が届いた
「箱を開けてみたら不良品だった」や「商品をよくみたら偽物だった」というトラブルは、実はメルカリでも少なくありません。
発送途中に商品が壊れるパターンもありますが、元々不良品だったというパターンも考えられます。
※発送途中に商品が壊れた場合は、「3. 購入後に発送されない、商品が届かない」でも触れましたが、らくらくメルカリ便やゆうゆうメルカリ便なら補償してもらえるケースがあります。
元々不良品だったというパターンの場合、その記載が商品説明にないかどうか再確認のうえ、記載がないようでしたらメルカリ事務局と出品者へ連絡し返品の処理をしましょう。
また、ブランド品などでは偽物をつかまされることがあります。
素人目ではすぐに判別がつかない商品も多く、使っている間にふと気づいたり、不要になって売りに出してから気付く場合もあります。
取引完了後の返品は、メルカリ事務局を通しても難しいので、取引完了前にネットなどで本物の特徴を確認し、届いた商品と見比べる方法が一番の対応策といえます。
商品が届いたら受け取り評価をする前に、一度商品をじっくりとみて不良品ではないか、偽物ではないか確認しましょう。
8. 返品してくれない
購入者がなかなか返品してくれないというトラブル事例もあります。
商品に不具合等が見つかり返品してもらうことになった際、なかなか商品が返ってこず、取り引きが長期化することがあります。
購入者としても、送り状や箱を用意して返送するわけですので、後回しにされがちだったりします。また送料の具体的な話をしていないため、返品してくれない場合もあります。
「発送時の箱に戻して、着払いで送ってください」と書き、返送先の住所を合わせてメッセージを送れば、スムーズに返品してもらいやすいです。
出品者側としては元払いにしてもらいたいところですし、なるべく梱包をしっかりして戻してもらいたいものですが、更なるトラブルに発展させないため、勉強代と考えて購入者の負担が一番少ない方法を取りましょう。
9. 受け取り評価をしてもらえない
購入者に受け取り評価をしてもらえないというのも、あるある事例です。
商品の配送状況を見ると、とっくに商品が届いているのに受け取り評価をしてもらえない場合があります。
出品者側は受け取り評価がされないと、売上金も入ってきません。
多くの場合は受け取り評価をするのを忘れているだけですが、受け取り評価自体をする気がない方も稀にいます。
受け取り評価をする気がない理由は分かりませんが、私も過去に一度だけこのトラブルに巻き込まれたことがあります。
受け取り評価をしないで放置しておくと、メルカリ事務局が強制的に取り引きを完了してくれます。
そのため商品の持ち逃げをされることはありませんし、急ぎで売上金が欲しい場合を除いて、特段対応する必要はありません。
とはいえ、取り引きが完了するまで気が気でない日が続くのも嫌なものです。
購入者側としては、受け取り評価は忘れずに行いましょう。
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10. 嫌がらせ(妨害や誹謗中傷の書き込み)
コメントに妨害や誹謗中傷の書き込みをする嫌がらせも、トラブルの一種といえます。
メルカリはユーザー数も多く非常に便利な一方で、民度がそこまで高いわけでもありません。
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中には、不特定多数の商品に同様の嫌がらせ的な書き込みをする方もいます。
不特定多数に嫌がらせを行っても、アカウントを凍結されるのがオチなので、何もメリットはないはずです。が、そもそもメルカリをする気がない人はアカウントが凍結されても問題ないと判断しているのか、愉快犯の如く書き込みをしてまわる人もいます。
変な書き込みをされたら、アカウントをブロックすると同時にコメントも削除しましょう。
売られた喧嘩を買いたくなる気持ちもわかりますが、逆恨みされてしまい、知り合いのアカウントを使って安い商品を購入したあと悪い評価をつけられた事例もあります。
本人のアカウントでしたらブロックできますし事務局が仲裁してくれますが、知り合いのアカウントを使われてしまうと、本人との関係性を証明するものがなく事務局も間に入ってくれません。
嫌がらせをしてくるアカウントにはブロックが一番です。火種が大きくならないような対応を心掛けましょう。
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メルカリでブロックする方法(やり方)と解除の方法。ブロックしたら(されたら)どうなる?
メルカリのトラブルの相談先
トラブルの相談先として思いつくのは、警察や弁護士、消費者センター等だと思いますが、メルカリ事務局も基本的には味方になってくれます。
メルカリ事務局は取引や出品物に関しても人の目でチェックしており、トラブルが発生した際も随時対応してくれます。
以前は対応が遅いとも言われていましたが、今はそれほど対応に遅さを感じることもありません。
【関連記事】
メルカリにメールや電話でお問い合わせする方法と注意点。メール返信の目安は?
その他、メルカリボックスという質問掲示板も用意されています。Yahoo!知恵袋のメルカリ版といった感じです。
メルカリボックスでトラブルの解決方法などを相談している方も少なくありません。また、メルカリボックス内で検索することで同様のトラブル事例やその解決方法が出てくることもあります。
以上、メルカリでよくあるトラブル事例10パターンでした。
少しでも参考になれば幸いです。